【2026年8月6日・無料】文化庁が教職員・ICT支援員向け著作権講習会をYouTube Liveで開催
- AICU Japan

- 7月31日
- 読了時間: 5分

SARTRAS(サートラス)ってご存知ですか?学校などの授業目的で使う公衆送信補償金制度です。授業における具体的な著作権事例まで。教育DXの現場で押さえておきたい著作権のポイントを学ぶオンライン講習会が、文化庁主催で2026年8月6日に開催が予定されています。
画像、映像、新聞記事、書籍、音楽など、学校の授業ではさまざまな著作物が使われています。授業支援クラウドやオンライン配信の利用が広がるなか、「教材をどこまで共有できるのか」「授業で動画や画像を利用するとき、どのような手続きが必要なのか」と迷う場面も少なくありません。
2026年8月6日(木)14時から、教職員や情報通信技術支援員(ICT支援員)などを対象とした「令和8年度教職員・情報通信技術支援員(ICT支援員)著作権講習会」が、YouTube Liveで配信されます。
申し込みは不要で、受講料は無料。定員も設けられていません。教育関係者であれば参加できます。
講習会のテーマは、「教育機関における著作物の利用と知財教育」です。
膨大な情報が流通するデジタル社会において、新たな発見や思考の源泉となる創造性を育むこと、知的財産を保護しながら活用することの重要性を学ぶ「知財創造教育」に焦点を当てます。
著作権制度の解説だけでなく、著作権を巡る社会の現状や、学校での教育実践事例も紹介される予定です。
第1部「授業目的公衆送信補償金制度の活用と留意点」
第1部は14時から14時45分まで。
一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)常務理事の野方英樹氏が、「授業目的公衆送信補償金制度の活用と留意点」をテーマに講演します。
授業目的公衆送信補償金制度は、学校などの教育機関が、一定の条件のもとで著作物をオンライン授業や授業用ネットワークなどに利用するための制度です。
デジタル教材やオンライン配信を活用する際、どのような場合に制度を利用できるのか、教育現場では何に注意する必要があるのかを整理する機会となります。
野方氏は、日本音楽著作権協会(JASRAC)で33年以上にわたり音楽著作権の管理業務に携わった後、日本複製権センターを経て、SARTRASの設立に参加。著作権管理と制度運用の実務に長く携わってきました。
第2部「著作権のポイントを授業事例で解説」
10分間の休憩を挟み、第2部は14時55分から15時40分まで行われます。
講師は、東京都北区教育委員会 教育DX推進課 教育情報化推進員の野間俊彦氏です。
「著作権のポイントを授業事例で解説」と題し、実際の授業場面を手がかりに、学校で著作物を利用するときの考え方を解説します。
法律や制度の説明だけでは判断しにくいケースも、具体的な授業事例に置き換えることで、日々の実務との接点が見えやすくなりそうです。
野間氏は小学校校長を経て現職に就き、ICT活用教育や著作権教育を含む情報モラル指導を専門としています。現在は東京都北区内の公立小中学校を巡回し、教員へのICT活用教育の指導や助言を行っています。
第3部「教職員・児童・生徒のための著作権セミナーへのお誘い」
第3部は15時40分から16時まで。 公益社団法人著作権情報センター(CRIC)専務理事・事務局長の池田正好氏が、「教職員・児童・生徒のための著作権セミナーへのお誘い」をテーマに登壇します。
学校や地域で継続的に著作権を学ぶためのセミナーや、著作権教育に活用できる取り組みが紹介される予定です。
池田氏はJASRACでの勤務を経て、2022年からCRIC事務局に出向し、現在は専務理事・事務局長を務めています。自治体における著作権、ファッション、音楽、映画などの講座の企画・実施にも携わっています。
開催概要
開催日時 2026年8月6日(木)14:00~16:00
配信方式 YouTube Live
申し込み 不要 受講料 無料 定員 なし
対象者: 教職員、情報通信技術支援員(ICT支援員)など。教育関係者であれば参加できます。当日は配信時刻になったら、案内されているYouTube LiveのURLから視聴できます。また、2026年8月中旬以降から10月末まで、アーカイブ配信も予定されています。
AI時代の著作権を考えるための足場にも
今回のプログラムには、生成AIを直接掲げた講義はありません。
一方で、講習会が扱う「デジタル社会における著作物の利用」「創造性と知的財産の保護」「著作権を巡る社会の現状」は、生成AIが普及する時代の教育とも地続きのテーマです。
第3部の講師が所属するCRICの月刊著作権専門情報誌『コピライト』では、2025年5月号に「出版社から見た学校と著作権、そしてAI時代」、同年12月号にAICU代表・白井暁彦氏による「Sora2問題が投げかけたこと」が掲載されています。2026年1月号でも、「生成AIが普及した社会における著作権実務」が取り上げられました。
文化庁も、生成AIと著作権に関する考え方やチェックリストを公表し、専門セミナーを実施しています。AIと著作権は、一部のクリエイターや技術者だけでなく、教材を作成し、著作物を利用し、児童・生徒の創作活動を支える教育関係者にとっても無視できないテーマになっています。
AIが作った画像や文章、映像を授業でどのように扱うのか。既存の作品をAIに入力するとき、何に注意すべきなのか。児童・生徒の作品や創造性を、どのように守っていくのか。こうした新しい問いを考える際にも、まず必要になるのは、著作権制度の基本と、著作物を利用する際の判断軸です。
今回の講習会は、学校での適切な著作物利用を学ぶとともに、AI時代の創作と教育を考えるための足場を整える機会としても注目されます。
生成AI時代に「つくる人をつくる」教育に関わる人はぜひご視聴ください!
Originally published at note.com/aicu on Jul 31, 2026.




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